翌日の工事依頼で
お問い合わせいただきましたお客様です。
翌日工事は、本来受け賜りにくいことが多いのですが
翌日の予定が午後からしか無かったので、
対応させていただけることになりました。(`・ω・´)ゞ
さて、、
一月入社の新人君も
そろそろ一人デビューしなければなので(夏ですもん!)
基本私は作業せずに補佐に回ります(・ω・)ノ
結果から言いますとちょっとした難工事でした。
いきなりは厳しかったかな?
いやいやこれ位はこなさないとね!
まず天井から(正確には廻縁)
既設穴の下面が290mmしかございません。
基本サイズの300mmの機種でございます。
エアコンの取り付けは、上の写真の左にございます
据え付け盤(バックハンガーとも言います)を
壁に取り付けてそこに上からはめこむような取り付けになります。
そのはめ込み代が50mmほどは必要になりますので
合わせて350mmほどなければ
物理的に設置できません。
今回の場合写真の天井面の廻縁(茶色い部分です)
下面からは290mmですが
天井面自体からは340mmほどございます。
(お手製エアコン横から見たの図。へたくそすぎました。^^;)
据え付け盤と本体の取り付けは、
据え付け盤の上面にある張り出しの隙間へ落とし込みます。
このレイアウトの場合、
このレイアウトの場合、
廻縁の張り出しが隙間を邪魔をしますので(上の図、赤丸のところです)
廻縁の下面から測定しますと要するに配管穴が高すぎます。
この場合の方法といたしましては
1・据え付け盤自体を何かのスペーサーなどを用いて
廻縁と同じラインまで浮かせる
2・穴のあけなおし
3・水だけは何としても流れるように気合で付ける
4・取り付け不可
まず1は本体が浮いた感じになりますので見た目が悪くなります。
よって1は保険とします。
次の2番、マンションですのでコンクリート穴あけは現実的ではございません。
4は無いとしまして結果気合で取り付ける3番の選択にしました。
といっても無理な付け方ではございません、
邪魔しそうな下のコンセントは、
ずらせる限界まで下げてこれで何とかなりそうでした。
新人君にはちょっと難しいでしょう!がんばれ!
新人君に今回の説明をしても
マニュアル的な取り付けではなかったので
理解は完全にしきれていないでしょう。。・
ですが雰囲気をつかんでもらえたら、
次に似たレイアウトの物件に当たった時に、
取り付け案の引き出しの一枚として
身についてもらえたかなとは思います(*‘ω‘ *)
無事に取り付け終わってから、
お客様にお話をお伺いしてみたところ、
引越し屋さんのエアコン取り付け業者様が
穴の場所が高すぎるということで
取り付け不可
と判定されたそうです。
実際のところ量販店様やお引越し業者様からの依頼でしたら
施工の責任がお客様、販売店、施工会社、職人と
複雑になってしまいますので
マニュアル通りの取り付けができない場合は
お断りすることは多々ありますし、
当の私もそういった経緯で依頼が来た場合は
取り付け不可の判定を出すかもしれません。
ですのでそこに腕の差や悪意があったとは思えません。
そこはご了承ください。
いずれにせよかなり綺麗に取り付けはできました。
(なんと完成の写真を撮り忘れました!)
新人君にも勉強になったことだと思います。
指導しながらなので少し時間がかかってしまい
お客様にもご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんでした。
今後とも株式会社ワークス京都をよろしくお願いいたします。